日本トライボロジー学会の第3種研究会として「エコマシニングとトライボロジー」研究会が開催されています。研究範囲はMQLよりも広いですが、MQLに関する発表も盛んに行われていますので、ご紹介します。



沿革

エコマシニング研究会は1999年に精密工学会の産学協同研究会「高精度・高能率エコマシニング技術に関する研究」として発足し,研究期間の終了後,2003年よりトライボロジー学会の第三種研究会「エコマシニングとトライボロジー研究会」として引き継がれております.現在,研究会の主査は信州大学の榎本裕嗣教授(元産総研中部センター長)です。


研究会の趣旨

環境と調和するエコマシニング技術の進歩には,工具のトライボ 特性向上,加工油剤の性能改善,加工法や工作機械のトライボシ ステムとしての改良・開発など,トライボロジーに関連する課題 の克服が必要です.本研究会は,各種の調査・研究を通じて,エ コマシニング技術の長所・短所,適用条件等を明確化し,現状の 問題の解決と,そのさらなる発展と普及に貢献することを目的と しています.


会員資格(トライボロジー学会の決める規則)

本会名誉会員,正会員,学生会員,維持会員会社に所属する非会 員(主査が決めた人数以内),その他の非会員(主査が決めた期 間内で,最長1年が限度). 実際には,上記最後の規則を拡大解釈し主査が認めれば誰でも参 加可能です(毎年新たに参加しなおすと解釈).


活動内容

年4回の研究会を名古屋を中心に行います.そのうち1回は会員 相互の親睦を深める意味で,地方に出向いて1泊2日の日程で開 催しています.今年は小諸で開催しました.2005年3月10,11日は 香川で研究会と見学会を行います.


現在の会員の所属機関や企業 大学等

名古屋工業大学,静岡大学,香川大学,信州大学, 岩手大学,鳥取大学,滋賀県立大学,三重大学, 愛知県産業技術研究所,など

企業:トヨタ,デンソー,アイシン,大同メタル,大豊工業, 豊田工機,OSG, 住友ハードメタル,日本特殊陶業,神戸製鋼,オークマ,ホーコス,森精機,マザック,三菱重工,NT精密,新日本石油,協同油脂,出光興産 など


会費 年額2000円

連絡先 中村 隆
466-8555 名古屋市昭和区御器所町 名古屋工業大学 
大学院工学研究科つくり領域 052-735-5336 tnakamur@nitech.ac.jp


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