アルファベット |
BOD |
生分解性をあらわす用語。Biological Oxygen Demand 。生物化学的酸素要求量。水中の有機物が微生物の働きによって分解されるときに消費される酸素の量。 |
COD |
生分解性をあらわす用語。Chemical Oxygen Demand化学的酸素消費量。水中の有機物を酸化剤(過マンガン酸カリウムなど)が二酸化炭素と水に酸化分するときに必要な酸素の量をいいます。 |
DOC |
生分解性をあらわす用語。Dissolved Organic Carbon 溶存有機炭素。水中に溶存する有機化合物中の炭素量。 |
iMQL |
MQLに内部ミキシングを意味するinnerのiを冠したミスト供給方法。工作機械メーカーの潟zーコスが提唱している。マシニングセンタのスピンドル内部でエアーと油剤を混合して吐出するもの。(「MQLとは」のコーナー参照) |
MQL |
MQLの語源はMinimum Quantity Cooling 稲崎一郎氏 機械と工具 1996.11 、Minimum
Quantity Lubrication 工学院大学 故横川宗彦氏 1999.9 機械と工具、Minimal
Quantity of Lubricant 静岡大学 鈴木康夫氏 2001.1ツールエンジニア と表現に若干の違いはあるが、最少量潤滑、極微量潤滑と解釈できます。 |
NDM |
Near Dry Machining の略。 Illinois Tool Works(ITW) Rocol North America(USA)が提唱した言葉。限りなくドライに近い加工法という意味。
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OoW |
Oil on Water の略。名古屋工業大学の中村先生が提唱し、大同メタル工業鰍ノより商品化された外部給油ミスト。特殊なノズルにより、油膜付水滴ミストを生成し加工するもの。水を使用することにより、ミストに潤滑と冷却の両方の効果を期待したもの。また、水滴に油膜がついているため、水の欠点である錆の問題も解消したとされている。
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PRTR |
化学物質排出把握管理促進法(Pollutant Release and Transfer Register)の略。人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質について、事業所からの環境(大気、水、土壌)への排出量及び廃棄物に含まれての事業所外への移動量を、事業者が自ら把握し行政に対して届け出るとともに、行政は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を推計し、公表する制度。2001年4月実施。 |
TOC |
生分解性をあらわす際に用いられる用語。Total Organic Carbonの全有機炭素。水中に存在する有機化合物中の全炭素量。TOCは溶存有機炭(DOC)、懸濁有機炭素(POC)、および揮発性有機炭素(VOC)に分けられます |
ThOD |
生分解性をあらわす際に用いられる用語。Theoretical Oxygen Demand 理論的酸素要求量。物質が完全に酸化された場合に必要とされる理論的酸素要求量(計算値)(mg) |
TOD |
生分解性をあらわす際に用いられる用語。Total Oxygen Demand 全酸素要求量。被験物質が完全に酸化された場合に必要とされる理論的酸素消費量(計測値)(mg) |
VOC |
揮発性有機化合物。主に塗装、印刷、クリーニング、洗浄等で使用される揮発性溶剤が原因で、光化学スモッグの原因となり、規制の強化が言われている。 |
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50音順 |
ウエットミスト |
油の粒径が大きく、ミストを配管内に通過させたときに、管内壁に付着するミストをいう。ウエットミストに対して、付着しにくいミストをドライフォグ(ドライミスト)という |
液状化 |
ミストを配管内に通過させたときに、管内壁にミストが付着し、液体化することを言う。 |
塩素フリー |
油剤の加工性能を高めるため、切削油中に添加剤として加えられていた塩素が廃棄焼却時にダイオキシンを発生させる可能性があることから、油剤から塩素を取り除いたもの、または塩素の代わりに代替塩素物質を添加した油剤。 |
外部給油 |
工具の外側からノズルでミストを塗布する方法。逆にオイルホール付工具を使用し、工具内部からミストを塗布する方法を内部給油と呼ぶ。 |
京都議定書 |
1997年12月に京都において開かれた「気候変動枠組条約第3回締結国会議(COP3)」で提案された条約。先進国などに対して2008年〜2012年の間に温室効果ガスを1990年比で一定数値を削減することを義務づけた。主要国の削減率は、日本6%、米国7%、EU8%、カナダ6%、ロシア0%など、全体で5.2%の削減を目指したもの。また、国際的に協調して目標を達成するために、温室効果ガスの排出量の取引ができる仕組みなども導入した。すでに日本のほかEUなど125カ国・地域が批准したが、ブッシュ米政権は2001年に離脱した。「京都議定書」が発効するためには、批准した先進国の二酸化炭素の排出量が90年時点の55%以上なければならず、これまで発効ができなかった。しかし、2004年11月、京都議定書の批准案にプーチン大統領が署名、ロシアの批准によって米国抜きでも二酸化炭素の排出量が61%を超えるため、ようやく京都議定書が2005年2月発効した。 |
セミドライ加工 |
最少量潤滑加工、極微量潤滑加工のこと。MQLと同義に用いられている。通常1cc-100cc/hの油剤をミストにして加工点のみに塗布して加工する。ドライ加工のメリットをだし、床汚れの防止、洗浄の簡易化等のドライ化メリットを引き出す。本、MQL研究会では、水+油ミストなど2L/h程度使用される加工方法もMQLやセミドライ加工の範疇に入れている。 |
ドライフォグ(ドライミスト) |
油の粒径が小さく、ミストを配管内に通過させたときに、管内壁に付着しにくい霧(ミスト)をいう。MQL以前にミスト潤滑で使用されていた概念。TACOが提唱。ドライフォグに対して、付着しやすいミストをウェットミストという。 |
窒素加工 |
工作機械メーカーのエンシュウが1998年ころに提唱した加工法。加工点周囲を窒素で満たし、工具の酸化防止と寿命延長を狙った。しかし、その後、静岡大学の鈴木教授らの研究により、空気中よりも超硬工具に対して溶着がおきやすいことが発表されている。窒素を充満することにより、火災の危険が少ないことからマグネシウム加工での可能性が追求されている。 |
ドライ加工 |
油や水を一切使用しない加工法。加工点へエアブローを行いながら加工する場合もある。 |
内部給油 |
オイルホール付工具を使用し、工具内部からミストを塗布する方法を内部給油と呼ぶ。工具内部からミスト給油するためには、スピンドルスルー(サイドスルー)やタレットスルーにより、ミストを搬送する必要があり、内部給油用ミスト装置を使用する。 |
内部ミキシング |
工作機械メーカーの潟zーコスが提唱している。マシニングセンタのスピンドル内部でエアーと油剤を混合して吐出するもの。(「MQLとは」のコーナー参照) |
フラッシング |
MQL加工をした場合、切り屑の排除がしにくくなる場合があり、切削油(ミスト)とは別に切り屑流しのためだけに液体を間歇的にまたは作業終了後に流し、機械内部を洗浄すること。 |
浮遊ミスト |
クーラントが加工点の工具の回転などによってミスト化し、空気中に舞うこと。また、MQLにおいても、加工点に付着しなかったミストが浮遊する場合がある。一般に、ファンによる換気やミストコレクターによって排除されるが、MQLを考える上で重要なポイントである。 |
水油ミスト |
水溶性クーラントをミストにして噴霧する場合と水と油をノズル内で混合して塗布する方法がある。加工点の潤滑と冷却の双方を目的としている。 |
冷風加工 |
1990年代に故横川和彦明治大学教授により提唱された加工法。マイナス30度のエアーを加工点に吹き付けて加工し、ドライ加工のメリットと工具寿命の延長をはかることを目的とした。 |
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